電験1種取得まで勉強をがんばる

電験の勉強をがんばります。

夏は感電災害の季節

暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きますね。

外に出ると汗ばむ季節です。

汗っかきの私には辛い季節です。

 

 

 

 

この時期、熱中症には注意ですが、

電気を取り扱う場所では、感電災害に注意とよく言われます。

 

 

 

 

 

 

感電は体の中に電流が流れることによっておこります。

流れる電流は、オームの法則”E=RI⇔I=E/R”によって決まります。

つまりは、電圧Eが高ければ高いほど、抵抗Rが小さければ小さいほど大きな電流が流れるわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

では、どれくらい電流が流れると危ないのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

以下は、日本電気技術者協会殿のHPより拝借した電流に対する人体の反応を示したグラフです。

電流が人体に与える影響としては、電流と電流が流れた時間によって決まる、とされています。

 http://www.jeea.or.jp/course/contents/10102/images/zu10102_01.gif

感電災害の防止対策 | 音声付き電気技術解説講座 | 公益社団法人 日本電気技術者協会

http://www.jeea.or.jp/course/contents/10102/

 

 

 

グラフからざっくり読み取ると、

  • 10mA未満では、電流は感じることもあるが生命には影響無し。
  • 10mA以上の領域では、2sec(2000msec)以上の電流通電で人体に以上が生じる可能性がある。
  • 500mA以上であると、流れた時点で生命の危険あり。

といったところで、ごくごく小さな電流でも、人体には非常に危険なのである。

 

よく、延長タップに書いてある(使用限度:15Aまで)などと比較しても、人体は電流に非常に弱いのである。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと言われると、なんだか電気を扱うのも嫌になってきますが、

もう少し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、実際に人体に流れる電流ってどんなものなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家庭用コンセントは100Vなので、こちらを例にとってみます。

人間の抵抗は筋肉量や脂肪量で個人差があるようですが、

乾燥時でおよそ5000Ω程度です(うろ覚え)。

 

 

 

これより、通電電流を求めると、I=E/R=100/5000=20mA

・・・ちょっと大きいですね。

びくっと来るかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、この抵抗値は乾燥時のものです。

 

 

 

 

 

 

水や汗などで人体がぬれていると、抵抗値は1/10にもなると言われています。

 

 

 

 

 

 

 

抵抗が1/10になれば、電流値は10倍。

つまり、20mAが200mAです。。。。

 

 

 

 

 

 

数秒触っていれば死に至りますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に扱う電圧は100V以上のものも多いです。

電圧が上がれば、それだけ感電のリスクが上昇しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、怖い怖い。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段の生活では、ぬれた手で電化製品を触るなどしなければよいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近年の猛暑ゆえ、忘れられがちな夏の感電ですが、

是非御認識を。。。